テストの復習の重要性

テストでは１点でも多く点を取ってほしい。

理由：高得点は勉強への自信につながり心のエネルギーになるから！

次の言葉を知っていますか？2700年前の中国の孫武という人の言葉です。

100回戦って100回勝つ！最強ですね！

　　敵を知り己を知らば、百戦あやうからず　　　　　 　　　 　　

敵を知る

テストの見直しをやっていますか？

定期テストの見直しは次のテストの情報満載、宝の山です。

①教科書のどこから出題されているのか？

②問題集をやっておく重要性は高いか低いか？

③先生の問題の出し方の「くせ」や先生の聞きたいことは何か？

定期テストは学習の終わった内容を試験されます、もう二度とその範囲のテストを受けることはありません。もう出てこないことを勉強しても意味はなさそうです。

しかし、テストの見直しは重要です。

ここではどうしてテストの復習が大切なのか、を詳しく考えてみましょう。

①例えば、社会で教科書の文章の太文字から出題しているか？それとも教科書の写真や地図・グラフ・資料を中心に出題しているか？だけでも分析をすると何をどういうふうに勉強したらよいのかがわかります。さらにこれが分かればそれらに注意して社会の授業を聞いておけばより効果的です。しかも出てくるところが予想できる！

②数学でいえば学校で渡されている問題集があるはずです。テストを作る先生がその問題集から出す先生なのか、またはその問題集から出題しない先生か、それによって問題集に力を入れておくべきかどうかがわかってくる。つまりテスト勉強のムダがなくなるわけです。

③問題文の言っている意味が取れなくテストの見直しをすると、学校の先生がどんなことをどんなふうに聞いてくるのか、が分かる。

これらが「敵を知る」ということです。

己を知る

　テストで点を失う原因は知らないことを聞かれたからという原因もありますが、知っていたことを答えられなかったことも多いはず。見直しで「ああ、これ知ってたのになあ」というやつです。

テストで自分のミスをしっかり復習することはミスに意識が向けられるので人間は自然と対策を考え始める。そのミスは

①単に知らなかっただけなのか⇒もっと学習時間を増やす

②知ってたけどできなかった⇒腑に落ちるまでトレーニングをあと少しやる

③うっかりミス⇒「意識して」慎重に計算する、丁寧に書くようにする

また④自分のテスト勉強がテストに合ったものか、自分のテスト学習法を一つ一つ分解して、どれが効果的なやり方を明らかにしていくことは楽をして勉強することにつながります。

これらが「己を知る」ということです。

この己を知ることは勉強をすることの目的の一つです。

テストの復習をすることはそこで習ったことを総復習しておくことになります。

それは教科について深く知ることにつながります。全体を見渡すことはとても役立ちます。例えてみれば、歩んできた道を山の上からながめることです。やってきたことを確認したら進む方向がわかります。テスト前は尋ねられることは何だ、と細かいところばかり気に取られていたわけですが、大きく全体を見渡すと頭のなかがものすごく整理されます。この整理がこの後役立ちます。

テストの復習はよいことばかり、ぜひ見直しを薦めます。