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数学の上手な勉強法

2021.03.03

コツ①  以前の内容で分からないところはさかのぼり学習

コツ②  さかのぼり学習でわかったことと今学習している所を結び付けることが大切。

答えを追い求めるよりもどうやって解くかをゆっくり考える

 

コツ③  ゆっくり考えてわからない場合は解き方を暗記してみることもひとつのやり方

 

数学の成績は、頭の良し悪しで決まってしまい、社会や英語と違って、努力してもなかなか伸びないと考えている人が多いと思います。確かに頭の良し悪しに左右される教科だと言えないこともありません。

 しかし、頭の良し悪しとはいったい何なのでしょうか。頭の良し悪しを生まれつきのように考えてしまいがちですが、頭の良し悪しは今までの勉強の仕方で決まるのです。

確かに数学は記憶より理解することが大事な教科です。そして理解する力こそ、頭の良し悪しで決まると考えてしまうので、数学は努力しても伸びない教科だと考えてしまうのです。では掘り下げて、理解するとか分かるというのはどういうことなのでしょうか。なぜ、分かったり分からなかったりするのでしょうか。

分かるということは、今まで自分の頭の中にある知識と新しく入ってきた情報がうまくつながるということです。例えば、小学生の分数の足し算引き算では通分の理解が必要ですし、通分を理解するためには最小公倍数を理解しないといけません。 また、中学1年で「方程式」の計算を理解しようとすると、「正負の数」と「文字と式」がわかっていなければ、どんなに頭が良くても理解できません。逆に、「正負の数」と「文字と式」さえ分かっていればどんな人にも理解できます。

「正負の数」を理解するためには、小学校の時に習う「四則計算」が分かっていなければなりません。かりに、「小数」「分数」が分かっていなくても、「四則計算」が分かっていれば、「小数」「分数」を含まない「正負の数」は理解できますから文字計算はできることになります。

このように、理解するために前提となる基礎知識が身につけていなければならず、基礎知識があってゆっくりと結び付ければ理解できるのです。ですから、頭の良し悪しとは、しっかりと基礎知識が身について新しく習うことと結び付けられるかどうかということであって、あとはパターンに落とし込んでいるかであって、けっして生まれつきのものではありません。つまり、頭のよしあしは頭の訓練の仕方しだいで変化するということです。

 たとえば次のような経験はされたことはありませんか。数学のわからない領域を何とか分かろうと苦労を重ねているうちにある時に頭の中の霧が急に晴れるようにして問題がポンポン解けるようになってしまったという経験です。それは断片的だった個々の事が脳の中で結びつけが完了して、見事につながった瞬間でもあるのです。

 覚えてしまうほどの粘り強い勉強が頭の中で組み合わされた瞬間です。トライアンドエラーの賜物なのです。結びつけることができた結果、頭がよいとされていくわけです。

 また、一部の先生は数学が暗記科目であるという方がいらっしゃいます。問題解法のパターンは限られているのでその解法を暗記してしまえばどの問題もスラスラ解けてしまうということです。小学生が繰り返しくりかえし計算問題をドリルで学習することも身につけるすなわち解法を暗記しているわけです。小学生は暗記能力がまだ育っていませんので同じことをやらせることは効果的なわけです。

 このように基礎的な学習をさかのぼって理解して今学習していることと結び付ける。このときゆっくり考えて結びつけることが肝心です。

 時には解き方を丸暗記して時間をおいてまた考えてみる。というやり方で結び付けることもお勧めです。・・・

このさかのぼり学習法で数学の苦手を無くすやり方は理想形です。しかし、現実的にはなかなか時間がなくてできません。さかのぼり学習をやっているうちにどんどん学校の授業が前に進むからです。また、生徒にやる気と根気が必要です。このやる気根気を引き出すのが先生の役割と言うことになります。

 一方で、プロの先生でこのさかのぼり学習をさせずに理解させることができる先生がおられます。経験から生徒がどこで詰まっているかをご存知でそこを鮮やかに解説して見せて既習事項を理解させ、新しい知識と結び付けるのです。

 既習事項と新出事項を結び付けているという点では同じことをやっているわけです。ですので塾のプロの先生の授業を受ける意味がここにあるわけです。

 

 数学を考えることとは既習内容と新出内容の脳の中で結び付けることです。それができればあとはトレーニングを積むこと。無駄や無理を無くして学習に向き合ってください。

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