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記憶のしくみについて知ろう

2019.08.25

記憶には短期記憶と長期記憶の2種類があります。

学習の効果アップを目指すには「記憶の仕組み」について知っておくことは大変役に立ちます。

 

あなたは昨晩の夕食はなにをたべましたか。

昨晩の夕食を思い出せる人が多いと思います。

では一昨日の夕食はなにをたべましたか?

思い出せましたか?

ではその前は?

このあたりになると覚えている人は少なくなると思います。

記憶には短期記憶と長期記憶の2種類があります。

昨晩の夕食のメニューを覚えているのはまだ短期記憶に残っているからです。

脳は長期記憶の中から情報を短期記憶に一時的に呼び出します。

また、何かを長期記憶のなかに収めるために短期記憶を経由させます。

この長期記憶に収めることを暗記したと言います。

短期記憶から長期記憶に入るのは寝ているときに生きていくために必要なことと判断された事柄だけが

長期記憶の領域に送られると言われています。

 

脳は覚えるよりも忘れるが得意

覚えるのが苦手というのは誰しもが感じることです

私も中学生の時は英単語を1個覚えるのに

書いて1個の単語を覚えようと5行書いてみても

まだ覚えられていない自分に気づき、さらに何行も書きまくった覚えがあります。

この繰り返しでした。

脳は記憶を蓄えるためにたくさんのエネルギーを消費します。

そのため効率を重視していくために

生きていくために必要でないことはどんどん消去をした方がよいことになります。

忘れることは自然な行為なのです。したがって勉強をしたことを覚えるためには

覚える→忘れる→覚える

これを繰り返して脳に定着させていくことがもっとも必要となってくるわけです。

私のように英単語を1度で覚えようとせず、習ったことを1日後、1週間後、1か月後に

復習すると覚えられるというのはもっとも合理的なやり方を言っているわけです。

 

脳は忘れることが得意です。

これを逆手にとって繰り返し覚えること

この繰り返し学習することと関係しているのが粘り強さです。

頭の良さとは関係のない粘り強さが学習にとって重要になってくる

 脳は必要以上に記憶を詰め込むと覚える力が低下してしまいます。

新しい知識を1日のうちにたくさん詰め込むことは避け、

新しいことばかりでなく、以前に覚えたことも含めるなどの工夫をすると記憶力も増していきます。

覚える範囲を削り少なくすることでストレスを無くす代わりに確実に覚えること優先させます。

覚える範囲を少なくすることはテスト勉強の時に短期型では効果的な学習ができないことになります。

ですからストレスをさけるために長期の計画を立ててテストを乗り切りましょう。

具体的には3週間前からの計画が理想的です。

しかし、3週間前からテスト勉強をやる気が起きにくいですから、いきなり5教科の勉強をするのではなく、

3週間前から音楽・美術・体育・技術家庭の4教科の「前の日に見たら一目でわかるノート」をつくります。

3週間前とテスト前日を2回の繰り返しで暗記します。

テストの2週間前には主要5教科の勉強に移りましょう。

また、覚えたことを忘れにくくする方法としては

一度目の学習をしたあとでできるだけ早い時期にもう一度同じ内容を繰り返すと覚えやすくなります。

二度目にやったときは一度目よりも忘れにくくなっています。

繰り返しは覚えることのコツなのです。

 

また、暗記について次のことが言えます。

興味があることは覚える

感動したら覚える

初めてのことは覚えている

つまり、感情がともなうことを人は覚えやすい

おもしろいと思えること・心が動くことはおぼえやすい

中学生が好きな先生の科目は得意になっていくが

嫌いな先生の科目は不得意になってしまう

このことは感情が関連しているかもしれません。

 

単語を覚える方法としてよく書いて覚えることを勧めることがあります。

同じ単語を繰り返して書くことで覚えようとする方法です。

ところが、脳は単調な作業に対してこの情報は重要でないと覚えようとしない傾向があります。

同じ事の繰り返しはそのことへの感覚を鈍らせてしまうわけですね。

 感覚をすべて使う

その単語を覚える効果的な方法としては五感をフル活用して覚える方法があります。

人間が持つ感覚のすべてを使って覚えるのです。

五感というのは刺激を受け取るための器官として発達してきた体の一部です。

刺激という情報を脳に運び込むための入り口です。その入り口をすべて使うわけです。

さすがに嗅覚・味覚は使えませんが。

単語を書いて覚えるという作業は視覚と触角の2つの感覚しか使っていなません。

五感をすべて使って単語を覚える場合

残りの聴覚を使う方法があります。それは

単語を見ながら声に出して単語をよむ音読の覚え方です。

音読をすれば読んでいる声が筋肉を動かしていることになりますので

触角を使い、発した音は耳に到達しますので聴覚を使っていることになります。

効果的な単語を覚える方法とされています。

しかも言葉を覚える順序は文字から覚えません。

子供が母国語をお母さんから教えてもらうときに必ず音から覚えます。文字から覚える子供はいません。

書いて単語を覚えるという作業は無駄が多くお勧めできない方法です。

 

さらに学習した内容を覚える方法として

繰り返しの方法と一致しますが

人に教えて覚えるという方法が効果的です。

友達や家族に教えたりするときに

図に書いたり、声に出したりして記憶に残りやすいです。

また、効果的な説明をするために内容をまとめたり、順序を入れ替えたりすると

内容がより強烈に脳に残ることになります。

 

教わった方よりも教えた方がよく覚えているということはよくあることです。

このように人に教えるという行為は覚えることに対して効果的です。

これを読んでいる方が家族であれば習ったことを聞いてあげて下さい。

生徒であれば友達や家族に習った内容を教えてください。

人に教えることによって効果的に学習内容を理解して、覚えることができます。

 

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